進撃の巨人The Final Seasonパート2。
パラディ島(シガンシナ区)で知性巨人同士が戦いを繰り広げるという大変なことになっていて、エレンが何を考えているのかよくわからないままに、パラディ島メンバーがエレンに加勢しているわけですが、そんな中、ジークの骨髄液ワインを飲んだ人たちを巨人化させようとしてジークが叫ぼうとしたのを、エレンは止めようとしたんですよね。↓
(画像出典:2022年1月24日放送 NHK総合1 進撃の巨人 The Final Season「兄と弟」)↑ジーク(獣の巨人)に向かって「待て」と。
このシーン、「え、今、エレンは「待て」って言ったよね?? 「待て」って言った??」と、巻き戻して何度も確認してしまいました。
だって、叫ばせたくなかったということは、エレンはジーク骨髄液入りワインを飲んでしまったエルディア人を助けたい(=巨人化させたくない)と思っていたということですよね??
虚ろなポーカーフェイスで本心を見せなくなってしまったエレンの本心が垣間見えたようで、エレンの心はやっぱり仲間を思っているんじゃないかと思えて、少し希望を感じました。
リヴァイ味 の増すミカサ
(画像出典:2022年1月24日放送 NHK総合1 進撃の巨人 The Final Season「兄と弟」)
↑マーレ兵に立体起動装置で立ち向かっていくミカサの姿にはリヴァイが重なりました。
特に、刃を両手に持って、回転しながら敵に近づいて二人同時に斬りつけるところなんて、リヴァイっぽかった。リヴァイも回転しながら斬りつけるのが得意でしたよね。
髪も短くなって、キリッとした見た目も、どこかリヴァイに近づいて。さすが同じアッカーマンと思わせます。
ミカサは、元々強くはあったけれど、女性だし、あまり戦力としてあてにはしないで見ていました。
けれど今回のリヴァイっぽい動きを見て、ミカサの中にリヴァイがいるようで、ちょっと見方が変わりました。
リヴァイは、ハンジとともに、今、どこでどうなっているのかわかりませんが、指を数本失っていることは恐らく確かで、生きていたとしても以前のようには戦えなくなっているはずです。
その損失をミカサが埋めてくれることを期待したい。
エレンの首が??
(画像出典:2022年1月24日放送 NHK総合1 進撃の巨人 The Final Season「兄と弟」)↑そして、進撃の巨人視聴開始以来、最もと言って良いくらいえっ……? となったのがこのシーン。
次の瞬間、首が宙を飛ぶわけですよ。
えっ……え???
ですよ。
何、あれ、誰の首?? おかっぱ頭だよ? 女? ガビ?
と、すぐには何がどうなったのかわからず、巻き戻してよく見ると、撃たれたのは、ジークに向かって走っていたエレンじゃないですか!!
えっ……あれ、エレンの首なの?? えっ……(笑)
いや、ちょっと待って、巨人化した状態なら首を飛ばされても中の人間は生きているかもしれないけれど、人間の状態で首を飛ばされたらどうなるんだっけ?? それは大丈夫なの?
主人公なんだからこんなところで死ぬはずはない、けど、本当に大丈夫なのか?? エレーーン!!
謎の宇宙空間
(画像出典:2022年1月24日放送 NHK総合1 進撃の巨人 The Final Season「兄と弟」)↑と動揺していたら、次に展開されたのがこの謎の宇宙空間のような場所。
……何なんだこの世界観は。これ、本当に進撃の巨人だよね?? 急にSFアニメみたいになっちゃったんだが(笑)。
なんとなく、あの世のように、意識だけが来る世界のような感じで、現実世界のエレンの肉体はどうなっちゃってるんだろうと思いましたが、とりあえずエレンが立って喋っている姿に一安心しました。
エレンの本音
そしてここでのジークとの会話で、エレンの本音が少しだけ語られて「おっ??」と思いました。
すべてのエルディア人を安楽死させる。こんなふざけた計画、俺は到底受け入れられない。
悪いが兄さん、俺はここに来るために、あんたに話を合わせていただけだ。
やっぱり、ジークに以前「安楽死計画に賛同してくれるのか?」と聞かれたときにはっきり「YES」と答えなかったのには意味があったんですね。
しかしながら、だったらエレンは何を考えているのか、何をしたいと思っているのか、具体的なことはいまだにわかりません。
そこがすごく気になる。エレンは一体、皆(エルディア人の仲間たち)を救うために、何をしたいのか。
ユミルに恥をかかされる
(画像出典:2022年1月24日放送 NHK総合1 進撃の巨人 The Final Season「兄と弟」)↑その後、エレンはユミルに歩み寄り、手を差し出しながら「始祖ユミル、俺に力を貸してくれ」と言うわけですが、これ、スッ…………と、ものの見事にスルーされてしまうんですよね。
……いやー、これ、エレンの心情的に恥ずかしくない??
ただ呼びかけて無視されただけならまだしも、「俺に力を貸してくれ」なんて、ちょっとキザっぽいことを勇気を出して言ったのに、しかも手まで差し出したのに、
なんだかそういう、カッコをつけきれず一人で恥をかかされているエレンが、過去の、調査兵団員として未熟ながらも元気に頑張っていたエレンと重なって、やっぱりエレンはエレンなんだなあと少しホッとしました。
今後の展開が気になる
いやー、進撃の巨人、最終盤にきてますます面白くなってきましたね!!
今までに張り巡らされた数多くの伏線が、大きなうねりとなって目の前に現れ、解き明かされていこうとしている感じ。
進撃の巨人は、今が一番面白いと感じます。
78話の最後、ジークがエレンと額を突き合わせるところで終わっていましたが、あれで一体何が起きるのか。どんな新しいことがわかるのか。すごく楽しみです!!
(次の感想→「初代フリッツ王がキモすぎた。リヴァイの生還に歓喜。エレンの目的は正しいように感じる」↓)