【進撃の巨人 Final】初代フリッツ王がキモすぎた。リヴァイの生還に歓喜。エレンの目的は正しいように感じる。【第79~83話】【進撃21】

進撃の巨人
(画像出典:2022年2月7日放送 NHK総合1 進撃の巨人 The Final Season「二千年前の君から」)

↑第80話で、始祖ユミルがどのように巨人の力を手に入れたのか描かれましたが、これが、思ったよりも現実的で悲惨でした。

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おとぎ話と違う

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(画像出典:2019年6月17日放送 NHK総合1 進撃の巨人season3)

↑始祖ユミルといえば、いつもこのようにおとぎ話の可愛らしい主人公のように描かれ、なぜそんな悪魔のようなおどろおどろしい存在と契約を結ぶ気になったのか、そこは疑問だったながらも、契約に至るまでには特に何の波乱もなかったのだろうと思っていました。

けれど実は、ユミルは略奪された村の住人で、以後、初代フリッツ王の奴隷となっていた人物だったんですね。

そして濡れ衣を着せられて追われ、命からがら逃げ込んだ大木のウロで、背骨のような形をした原生生物と接触し、巨人の力を得た。

圧倒的な理不尽により踏みにじられそうになっている小さな命が、身を守るための強大な力を「大地の生命力」から得たように見えました。

奴隷のままで居続けた謎

……と、そこまではまだ良いのですが、よくわからないのが、ユミルがフリッツ王の元に奴隷として帰ったことなんですよね。

巨人になれたのなら、そのまま、フリッツ王のところにズカズカ乗り込んで行って、すべてを破壊して、捕らえられていた同じ村の奴隷を解放し、その後、自分はどこか遠いところに逃げて、一から人生をやり直すとかすれば良いと思うのですが、そうではなくてフリッツ王の元で奴隷として働き続けるんですよね。

あんまりにも洗脳されすぎて、恐怖で縛り付けられて逃げられなかったのだろうか?

フリッツ王がきもすぎた…

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(画像出典:2022年2月7日放送 NHK総合1 進撃の巨人 The Final Season「二千年前の君から」)

↑そしてこのフリッツ王……。

我が奴隷ユミル、お前はよく働いた。(中略)

褒美だ。我の子種こだねをくれてやる。

って、オ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛……

ここだけはもうキモすぎてなんだコイツ!!?? と思いました。初代フリッツ王ってこんな人だったの?? 思ってたのと違う!!

「不戦の契り」というのを作った145代フリッツ王が平和主義者っぽかったので、初代もそういう感じなのかと思っていたのに、ずいぶんド腐れ野郎やんけ!!

ユミルの死後の所業も人外でしたね。子供に母親の遺体を。ひどすぎて言葉も出ない。

自分(王)の死後も永久に帝国の強さを維持したいからって、そんな、人肉食みたいなことを強制するなんて、どんだけ欲の皮が突っ張ってるんですか。幽霊になってもその地位・名誉にすがりつきたいのか。不成仏霊決定だな。

ジークもきもかった…

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(画像出典:2022年2月7日放送 NHK総合1 進撃の巨人 The Final Season「二千年前の君から」)

↑そして、このジーク。

ユミル、俺の命令に従え!(中略)

俺は王家の血を引く者だ!

自分は王家の血を引く者だからと言って、ユミルを奴隷として自分の意のままに扱おうとするところが初代フリッツ王と一緒で、初代フリッツ王並にキモく見えました……

ヒーローっぽいエレン

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(画像出典:2022年2月7日放送 NHK総合1 進撃の巨人 The Final Season「二千年前の君から」)

↑そこでエレンの登場ですよ。エレンは、

俺がこの世を終わらせてやる

俺に力を貸せ。お前は奴隷じゃない。神でもない。ただの人だ。

誰にも従わなくていい。お前が決めていい。決めるのはお前だ。お前が選べ。

と、それまでずっと誰かの言う通りにしか生きてこられなかったユミルに対し、「自分の考えで動いて良い」と言うんですよね。

これは以前、エレンがリヴァイに言われたことでもあるなと思いました。自分の行動は自分で選べと。

これは、ユミルにとっては革命でしたでしょうね。初めて自分の意志で生きることを許された。

本当はずっと自分の意志で生きたくて、それができない悲しみや怒りを心の底に封じてきたのが、エレンの言葉によって封が解かれ、思いが噴き出したように見えました。

こんな、何千年も精神的囚われの身であったユミルを救ったエレンはヒーロー味がありますよね。(しかもユミルを後ろから抱きしめるとか、そういうポーズもちょっとヒーローっぽい(笑))

エレンの目的は正しいように思える

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(画像出典:2022年2月7日放送 NHK総合1 進撃の巨人 The Final Season「二千年前の君から」)

↑そしてついに、エレンの目的が語られました。

俺の目的は俺が生まれ育ったパラディ島の人々を守ることにある。

しかし世界はパラディ島の人々が死滅することを望み、この島のみならずすべてのユミルの民が殺され尽くすまで止まらないだろう。

俺はその望みを拒む。壁の巨人はこの島の外にあるすべての地表を踏みならす。そこにある命をこの世から駆逐するまで。

これを聞いて、私は「いいやん!」と思いました。

……パラディ島に住むエルディア人以外の人類を皆殺しにするという宣言で、確かに穏やかならざるけれど、でも、それをやらなければパラディ島の住民が世界に殺されるというなら、身を守るために抵抗するのはやむを得ないのでは?

確かにエルディア帝国は過去に勢力拡大のため色々やらかしたかもしれないけれど、パラディ島に引きこもってからはおとなしく暮らしていたし、今生きているエルディア人に直接の責任はないのに、皆よってたかって滅ぼそうとしてきて、そりゃ駆逐したくもなるよ。

(まあ、でも、マーレ収容区に住むエルディア人だけは助けてあげてほしいとは思いましたが……。)

仲間はエレンをどうしたいのか

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(画像出典:2022年2月28日放送 NHK総合1 進撃の巨人 The Final Season「矜恃」)

↑けれどそんなエレンの行動を、仲間たちは快くは思っていない様子。「世界を助ける」などと言って、マーレ側のエルディア人とも組んで、何かをしようとしているようですが、何をするつもりなんですかね??

このままだとパラディ島以外の人類が滅亡するから、それを阻止したいということなのか。

けれどうまく阻止できたとして、そしたら、パラディ島のエルディア人が返り討ちに遭わないのか

仲間たちが何を考えているのかちょっとまだはっきりしませんが、エレンを攻撃するような方向にはなってほしくないなあと思います。

リヴァイーー!!

それにしても!! なんと言っても嬉しかったのはリヴァイが無事に生きていたことですよ!!

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(画像出典:2022年2月28日放送 NHK総合1 進撃の巨人 The Final Season「矜恃」)

↑爆風でズタズタだった顔もハンジに綺麗に縫ってもらって……(泣)。

私は、ハンジってあまり得意なキャラではなかったのですが、リヴァイの傷の縫合をしてくれている姿を見てありがたみを感じました。

リヴァイの右目、どうなっちゃってるのかなあ。まぶたが切れているだけならいいんだけど……。眼球はどうなっているのかなあ。

指は欠損したが

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(画像出典:2022年2月28日放送 NHK総合1 進撃の巨人 The Final Season「矜恃」)

↑そしてなんと!! 息をしてくれているだけでも十分だったのに、目を開けて、動いて、言葉まで喋ってくれたーー!!

右手指が二本欠損していて残念&痛々しいけれど、最近、別のアニメ(鬼滅の刃)で、主要キャラが左手を丸ごと失ったのを見たばかりだったので、それに比べればまだ指が三本残っているだけマシに思えました。

リヴァイの目的の先にあるもの

リヴァイは開口一番、『獣のクソヤローはどこだ』と言いました。

ヘマをした。ヤツに死を選ぶ覚悟があることを見抜けずにまた逃した。

……それな! 本当に、また逃したんだよな!(最初に逃したのはseason3内) あとほんのちょっとというところまで追い詰めたのに。あんなに強いリヴァイなのに、ジークとの相性悪すぎ。

俺の目的はジークを殺すことだ。

それを聞いて、リヴァイの中にエルヴィンとの約束がまだ生きていることを感じて嬉しかったです。

けれど、ジークを殺すということは、エレンの力が発動できなくなることも意味するはずです。

つまり結果としてリヴァイは、エレンの地ならしを阻止する方向で動くということなのだろうか。

う~ん。地ならしが終わってからジークを亡き者にするというのではダメなんですかね。

リヴァイが巨人化しなかった理由

あと、聞いていてちょっと疑問だったのは、ハンジが語っていたリヴァイが巨人化しなかった理由

ハンジは、「リヴァイがアッカーマンだから」と言っていましたが、私は、リヴァイがジークの脊髄液入りワインを飲まなかったからだと思っていました。

紅茶好きのリヴァイは、部下がワインを飲んでいるときも、兵長の責任として酔っ払うわけにはいかないと紅茶で通したんだな、だから巨人にならず済んだんだなと思っていました。

違うんですかね?(笑) 最終回まで見終えて、ネタバレ解禁になったら、色々調べてみようと思います。

コニーの顔(笑)

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(画像出典:2022年2月28日放送 NHK総合1 進撃の巨人 The Final Season「矜恃」)

↑作品中でちょっと笑ってしまったのがこのコニーの顔(笑)。

すごくおじさんチックで、どういう表情してるんだろうと思いました(笑)。(発言内容も、「巨人の歯を磨くのを手伝ってほしい」とかでおかしいし……)

蹴り起こされるライナー

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(画像出典:2022年2月28日放送 NHK総合1 進撃の巨人 The Final Season「矜恃」)

↑眠っているところを、アニに、ブーツを履いたままの足で蹴り起こされるライナーのことはちょっと可哀想に思えました……(笑)。

顔をブーツで蹴るなんて乱暴すぎる……けどそれがアニらしいとも言えるのかな。

今後の展開

いよいよお話が最後に向かっている感じがしていますが、今後、どうなるのか。

ミカサたちは地ならしを阻止したいようだけれど、どうやって阻止するのか。実力行使なのか、エレンに対し説得を試みるのか。

リヴァイは、どうやってジークを仕留めるのか。

私としては、地ならしは成功させてほしい気がする。けれどそれによってパラディ島の独立と平和が保たれたとしても、現状の「イェーガー派」は暴力で言うことを聞かせる感じがちょっとイヤだから、もっとまともな政治家(?)に国を運営してほしいとは思う。

色々と先が気になります。ファイナルシーズンのパート2ともなると、今にも最終回を迎えてしまいそうで怖いのですが、なるべく長くこれからもお話が続くことを祈りつつ、楽しみに見ていきたいと思います!

追記:「進撃の巨人」最終回の感想を更新

ついにアニメ「進撃の巨人」が最終回を迎えました! 見終えた感想はこちら!!→「最終回。ユミルがフリッツ王を愛していたことにビックリ。リヴァイが生き残って嬉しい

「進撃の巨人」最終回。巨人の力が2000年消えなかったのが、フリッツ王をユミルが愛していたためと知ってビックリしました。良いこともあったけれど、全体的に寂しいエンディングでした。
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