「進撃の巨人」The Final Season!! ついに始まってしまいました!!
オープニング主題歌、どんなものになるのか注目していましたが、聞いてみると、何を言っているのかはっきりしない、呪文のような歌で、どことなく不気味な空気感。
元気よく勇ましかった「紅蓮の弓矢」と比べるとだいぶ混沌とした雰囲気で、いよいよおどろおどろしくなってきた「進撃の巨人」の世界観が表現されているように思え、視聴前から不安になりました(笑)。
皆の外見が変化
The Final Seasonでは、いきなり、調査兵団の皆が成長しているのでその外見の変化に面食らいました。
ライナーは真っ当に老ける
(画像出典:2020年12月28日放送 NHK総合1 進撃の巨人 The Final Season)↑ライナー。……いや……言いたくないけど……おじさんじゃん!!
すごく真っ当に、リアルに老けましたね。アニメで、ここまで、人の経年変化をリアルに描くことって珍しいのではないでしょうか。
何か、人生のもの悲しさのようなものまで感じます。
ジャンは誰かわからない
(画像出典:2021年1月18日放送 NHK総合1 進撃の巨人 The Final Season)↑こちらはジャンですが……。もうパッと見、誰だかわかりませんでしたよ!! お前は誰なんだよ!!
最初、モブキャラかと思ったくらいです。
でもその声を聞くと、「これはジャンだ」とわかりました。
声優さんって偉大ですね。キャラの外見で誰かわからなくても、声でキャラをわからせる力があるという。
エレンの虚無
(画像出典:2021年1月18日放送 NHK総合1 進撃の巨人 The Final Season)↑でも、一番ひどかったのはエレンです。これ……本当にエレン? あなたエレンなの??(泣)
ボウボウに伸び放題の髪に、無精髭。表情は、虚無。
……まったく、目に光が無いんですよね。
子供時代の、家族に守られた、元気に駆け回るエレンの姿が思い浮かんで、それとはかけ離れたところに来させられた、来なければいけなかったエレンの背負うもののきつさが、この眼差しから伝わってくるようです。
サシャの死
(画像出典:2021年1月18日放送 NHK総合1 進撃の巨人 The Final Season)↑サシャは、綺麗になりましたよね。
弓の名手だっただけあって、一発必中の狙撃手に成長していたのも感慨深かった。
けれど、このサシャが、撃たれて亡くなってしまう。
その悲しみを際立たせるのが、ニコロの存在です。
(画像出典:2021年2月8日放送 NHK総合1 進撃の巨人 The Final Season)↑マーレの料理人、ニコロ。
その料理を褒めちぎって美味しそうにバクバク食べてくれたサシャを好きになり、サシャの気持ちははっきり描かれていませんでしたが、おそらく二人は恋人か、それに近い関係だったんでしょうね。
ロマンチックな恋
食いしん坊のサシャにはピッタリの、料理上手な優しいイケメン。
サシャって、進撃の巨人に出てくる主要女性人物の中では、一番恋愛に遠い感じに見えていたのですが、そのサシャが、誰よりも早く、一番ロマンチックな恋を手に入れようとしていた。
このまま平穏にいけば、二人はきっと結婚して、にぎやかな家庭を築いただろうに、それなのにぃぃぃぃ~~~。
サシャの命が失われただけでなく、その先にあったはずの子供たちの命さえ失われたようで、温かな家庭までが破壊されたようで、映し出されるサシャの墓石が、もう叶わない未来を思わせて悲しいです。
サシャにこそは、幸せな恋愛をして、結婚してほしかった。
ミケの立体機動装置(泣)
(画像出典:2021年2月15日放送 NHK総合1 進撃の巨人 The Final Season 画像内円と矢印は筆者)↑あと、第69話で、ジークがヒィズル国の女性に「個人的に調達してきた」とかなんとか言って渡していた立体機動装置。
見た瞬間、ハッとしました。
……それ、season2でミケから奪った立体機動装置だよね……??
そうだよね? ミケのだよね??
ミケが亡き者にされたシーンを思い出すと、獣のヤロー(ジーク)への怒りが再燃します。
お前……自分が惨殺した人間の遺品を、よくもまあ平気な顔して交渉の道具として扱えるもんだ。ちょっとは躊躇(ためら)いとか無いの?
やっぱり敵
ジークとしてはエルディア人を解放するという目的があってのことなんだろうし、そのためには冷酷にならなければいけないというのもあるんだろうが、それにしたってパラディ島の人間を軽く扱いすぎじゃないのか?
同じエルディア人だぞ? あんなに大勢殺す前にできたことがあったのでは??(エルヴィンもお前がやってくれたんだよなあーーー怒)
ジークは、作品を通してずっと「敵」として見ていたので、共闘っぽくなってきている現在も、やっぱり敵に見えます。
あの、調査兵団の騎馬隊に、石つぶてを浴びせて皆殺しにしていったシーン、忘れられない。
ジークが今後どう動くつもりなのかわからないけれど、いやー、やっぱり、味方とは思えないですね。
カッコイイ調査兵団
(画像出典:2021年1月18日放送 NHK総合1 進撃の巨人 The Final Season)↑Final Seasonでは序盤、見慣れないマーレの人々ばかり出てきて馴染みにくかったのですが、第65話「戦鎚の巨人」で懐かしい調査兵団の皆が出てきたときは嬉しかったです!!
season3では9人にまで減ったと言われていた調査兵団でしたが、人数も持ち直していて一安心。
以前はウェスタン調の装備だったのが、エナメルっぽい近未来的な装備になっていて、時間の流れを感じさせます。
そうだ! その鍛え上げた対・巨人の腕でいてもうたれ!! ゴーゴーレッツゴー調査兵団!
立体機動装置でヒュンヒュンと空中を飛び回り、敵をなぎ払っていくシーンは、進撃の巨人原初の面白さを感じさせてワクワクしますよね。やっぱり調査兵団はカッコイイ!
エレンの目に光
(画像出典:2021年2月15日放送 NHK総合1 進撃の巨人 The Final Season)↑浮浪者のような虚無の風情を漂わせていたエレンでしたが、第69話で目に光が宿ったのは個人的に朗報でした。生きる力を取り戻してくれたようで。
現時点での最新話(第72話)までで、エレンは何やら個人的に動き始めて、”イェーガー(エレン)派”ができて、パラディ島(政権)の内部が分裂してきているような感じになっていますが、それでも、エレンが生き生きとできるのならば、それでいいと思えます。
私はとにかく、エレンのお母さんが巨人に食べられたことに同情していて、エレンの、「駆逐してやる……一匹残らず」という怒りが昇華できたら良いなと思っているので、エレンには自由に動いてほしい。
先が読めない
ついにFinalまで来た進撃の巨人。
最初のわかりやすさはどこへやら。今は、難しくて、難しくて、多分、50%くらいは話を理解できていないまま見ている気がする(汗)。
でも!!! ここまで来たからには絶対に最後までついていく!!
先を想像しようとしても全然想像もつかなくて、ここまで先の読めないアニメは初めてなので面白いです。
とりあえずエレンには幸せになってほしい。そしてリヴァイには生き残ってほしい。
この先も注目して見ていきます!
(追記:次の感想:「エレンが冷淡になった理由考察。ジークは中二病すぎる。リヴァイの台詞が胸に来る」↓)