アニメ火ノ丸相撲・第14話。
前回（第13話）は、火ノ丸が元・横綱（駿海）の道場で一週間の住み込み修業に励んでいる様子が描かれましたが、今回は、その間、他の部員たちが何をしていたかが描かれました。
蛍くんが…
そんな中で紹介された、フルート吹きの華奢少年・三ツ橋蛍（みつはし・けい）君の自主練姿に、私は目を疑いました。↓
↑んっ……んん？？ なんだ？？ 蛍君、なんだか体がムキムキになってない？？
何かの見間違いかと、何度か巻き戻して見返しましたが、間違いない。
蛍君って、あんな体つきじゃなかったよね？？
↑えっ？？ うぉあっ！！ なんだ、どうしたんだ蛍君！ 太い腕に厚い胸板。すごい、ムキムキマッチョ！！
↑本人も、自分がムキムキになってきている自覚があるようで、
僕も入ってきた頃に比べ、なかなか良い感じになってきたと思いません？
と、自信満々にガッツポーズ……。
いや……うん。うんうんうん！ すごいよ！ 蛍君がここまで筋肉をつけるなんて、誰が想像できただろうか！！
細かった
↑だって、蛍君といえば、元々の体型はこれですよ！！ すごく痩せた、薄い体だったんですよ？？
こんな、骨の浮いたような頼りない体で、それでも相撲部に入って頑張ろうとしている姿に感銘を受けていましたが、この蛍君が、必死の筋トレによって肉体を逞しく改造させるなんて、もう全然想像できなかったから驚いた！！
弱い固定キャラだと思っていた
……私は、蛍君というのは、「細くて華奢」という固定されたキャラだと思っていました。
部員全員が逞しいと面白くないから、アクセントとして入れられたか弱いキャラだと。
でも、そうではないんですね。
主人公でもないのに、作中で、こんな風に筋トレで肉体をムキムキに成長させるってすごいと思います。蛍君視点の「蛍相撲」なんて作品ができあがりそうなくらい、作中で、蛍君がちゃんと生きていますね。
不良ボス・五條君の描かれ方もそうでしたが、この「火ノ丸相撲」という作品は、登場人物一人一人の造形が紋切り型でなく、ストーリーを通して成長・変化していく点が魅力だと思います。
蛍君は本気だった
蛍君は、相撲インターハイの千葉県予選で負けたとき、「安心しろ、誰もお前が勝つなんて期待してねえから」との國崎（部員）の言葉にこう言い返しています。
僕だって、日本一を目指すチームの一員なんだ。見てろ、いつか僕の勝利に感謝するときが来るからな！
……この言葉、私は、軽く聞き流してしまっていました。
けれどこれ、私が思うよりずっと、本気の言葉だったんですね。
伏線
あんなひょろひょろで、対戦してもすぐに弾き飛ばされて終わってしまう蛍君が、相撲インターハイの地区予選を勝ち上がってきた猛者たちに一勝することすら難しいだろうと思っていたのですが、あんなに筋肉をつけた今、本当に勝利が現実味を帯びてきましたね。
蛍君は、きっと、今後、インターハイの試合の中で勝つときが来るのでしょうね。
「いつか僕の勝利に感謝するときが来るからな！」という啖呵は、それに向けての伏線だったというわけか……。
戦力としてはまったく期待していなかった蛍君の活躍が、俄然、楽しみになってきました。
蛍君の本気を見くびっていて悪かったよ。
こうなったら、「なんとか一勝できるくらいの力士」ではなくて「戦力として欠かせない強い力士」ぐらいになってくれたら面白いな。
弱い蛍君しか知らない他校生徒に一泡吹かせてやれ！ 頑張れ蛍君！
（次の感想→「火ノ丸が相撲IHの個人戦で天王寺獅童に敗北して前途多難。オープニング曲が変更で残念」）
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（本ページの情報は2019年6月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXTサイトにてご確認ください。）
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