アニメ・火ノ丸相撲。
なんと、相撲インターハイの団体戦一回戦で、大太刀高校が金沢北高校(去年全国三位)に勝ってしまいました。
しかも、勝ち・負けが入り乱れる接戦ではなく、三連勝でのストレート勝ち。これは見ている私としては意外でした。勝つとしても、五人戦うまで勝負がつかず、最後の最後まで苦戦すると思っていたのに。
日景典馬が可哀想
しかしこれで急に可哀想になったのが、負けた金沢北高校の実力者・日景典馬(ひかげてんま)。現役の大関・大景勝の弟です。↓
(画像出典:AbemaTV 火ノ丸相撲 第十七番)↑この日景典馬は、
いつまでも横綱になれない大関の兄が大相撲ファンから「情けない」と罵られたり
自分自身が高校横綱になれずに情けない思いをしたり
金沢北高が「優勝できない情けない名門」と呼ばれたり
相撲部のチームメイトが弱くて情けないと言われること
全部を跳ね返したくて、この相撲インターハイに臨んでいたのでした。
それでも、負けてしまった。
そうしたら、あんな強そうな男が、ボロボロ涙をこぼして、
情けなくなんかねえ、先輩も北高も兄貴も、俺の全部が誇らしいって見せつけてやりたかった。
と泣くのです。
……やだっ。……日景典馬、可哀想!!(泣)
声優さん(細谷佳正)の演技も上手くて、ちょっともらい泣きしそうになりました。
……なんだか、屈強な者が負けて泣いている姿って、見た目がいかついだけに余計に胸が痛むんですよね。
大太刀高校が勝ったのはもちろん嬉しいのですが、この日景典馬という人物、私の中では頑張ってほしい人になりました。
結果に関わらず、いつか、「俺のすべてが誇らしい」と、日景典馬が堂々と微笑んでいる姿が見たいです!
大番狂わせ・久世草介の勝利
あと、わたし的に大番狂わせだったのが、個人戦準決勝における久世草介(画像右)の勝利。↓
(画像出典:AbemaTV 火ノ丸相撲 第十七番)↑相手は現・高校横綱の「天王寺獅童」(画像左)。
これ、話の流れからして、天王寺獅童が勝つんだろうなと思っていたんですよ。
だって、第15話で火ノ丸が天王寺獅童に負けたとき、「個人戦で優勝するであろう天王寺獅童に、団体戦で勝つことを目指す」という話になっていたんです。
なのに天王寺が負けるとは、一体どうなっちゃってるの? この話。
いや先が読めませんわ。先が読めなくて、ハラハラできて面白いです。
しかし、今後団体戦で戦うことになる「鳥取白楼高校」も「栄華大附属高校」も非常に強そうで、我らが大太刀高校が優勝できる芽なんてあるんだろうか?? とかなり不安なのですが(笑)、頑張ってほしい……!!
トランプ
あと、第17話で、夜、大太刀高校相撲部の面々が皆でトランプをしているシーンは微笑ましかったです。まるで修学旅行に来ている生徒たちみたいで。
(画像出典:AbemaTV 火ノ丸相撲 第十七番)↑おそらくババ抜きか何かをしているっぽいのですが、蛍くんの手札を國崎が覗き込もうとして、蛍くんが「ちょっと覗かないでくださいよ!!」と声を荒げたのに対し、國崎が「気にすんな♪」と返したのには笑ってしまいました。
いや、「気にすんな」じゃないから(笑)。気にするから(笑)。
ちなみに、蛍くんの声って、女性声優さんがやっているとずっと思っていたのですが(名前も「村瀬歩」なんて女性っぽいし)、今日調べたら男性声優でした。
へえ~っ、あの可愛い声、男性の声だったんだあ~~。でも、蛍くんの声が男性声優と知ってちょっとホッとしました。あの華奢さに、少しでも力強さが加わってくれる気がして。
辻君の眼鏡
そして、エンディングテーマ後のおまけで、皆で風呂に入るシーンが描かれたわけですが、その中で、五條君が監督(辻 桐仁)の眼鏡を踏んで壊してしまいます。↓
(画像出典:AbemaTV 火ノ丸相撲 第十七番)↑「パリッ」とレンズが割れた音がしましたし、柄も折れています。
……アニメですから、次回の放送時には何事もなかったように辻君は普通に眼鏡をかけていると思いますが、これ、実際に起きたらけっこう大事(おおごと)ですよね。眼鏡を踏んで壊すって。
直すのに金も時間もかかるんじゃないか。そのお金は誰が出すんだろう。眼鏡を直している間、辻君は裸眼で大丈夫なんだろうか。
なんて、色々心配してしまいました。
青春
それにしても、トランプのシーンといい、入浴シーンといい、絵に描いたような青春で、高校時代にしか味わえないような、仲間と過ごす一時(ひととき)の楽しさや連帯感がキラキラしていていいなあと思いました。
一応現在は同じ相撲部員として集まっていますが、まったく性質の違う六人ですので、いずれ進路がバラバラになることが想像できます。
大人になって、皆それぞれ違う人生を歩んでいく途中で、きっと今の、トランプをして遊んだ夜のことなんかを懐かしく思い出したりするんだろうなあ……と、なんだかすでに切ないです。
この大太刀高校相撲部の面々にはいつまでも一緒にいてほしい。時間が止まってほしい。そう思えるくらい、良い感じのメンバーですね。
団体戦で一体どこまで勝ち上がれるのか。予想を覆してくる物語ですから、団体戦で優勝! とはならないのかもしれませんが、まあとにかく楽しみに見守りたいと思います。
頑張れダチ高相撲部!
(次の感想→「蛍君がついに一勝を挙げるかと思いきや取り直しで愕然。空気読めない國崎、小心者五條。」)
(本ページの情報は2019年6月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXTサイトにてご確認ください。)