大相撲に興味を持ってから、以前はまったく知らなかった「相撲錦絵」(相撲絵、相撲浮世絵)というものを鑑賞する機会が増えました。↓
↑歌川国貞の相撲錦絵。
↑歌川国芳の相撲錦絵。
松太郎の絵
浮世絵といえば「東海道五十三次」「富嶽三十六景」のような風景画や、「美人画」「役者絵」などのわりとすんなりとした線のものしか知らなかったので、このように逞しい肉体を表現した浮世絵もあるのだなあ、ふくらはぎの筋肉がすごいなあと思って見ていました。
そして来た日曜日。いつものように、録画してあったアニメ「暴れん坊力士!! 松太郎」を見始めたら……。
(画像出典:2014年8月17日放送 HTB1 暴れん坊力士 松太郎)↑ん?
これって……。
(画像出典:2014年8月17日放送 HTB1 暴れん坊力士 松太郎)↑相撲錦絵っぽいよね??
↑力士の、独特な体の線。右に親方、左に行司。相撲錦絵を意識して描かれたものに違いありません!!
アニメ製作者さんの熱意
いつもは何気なく見過ごしていた絵だったのですが、最近、相撲錦絵に接することが多かったので気づきました。
相撲錦絵を真似るとは、このアニメの製作者さんもけっこう勉強しているんですね。
アニメ内で、遠藤に似たキャラ(近藤)の扱いがひどいので気分を害していました(笑)が、ちょっと見直しました。
それにしても、このアニメの絵を見て「相撲錦絵っぽい!」と気づけるようになったのも、大相撲に興味を持ったおかげです。自分の世界が広がりました!
何がきっかけでどんなものに詳しくなっていくか……人生ってわからないものですね! 面白いです。