「日本昔ばなし」といえば、「坊や~よい子だねんねしな♪」の「まんが日本昔ばなし」です。幼児時代、小学生時代は毎週見ていました。
しかし時は過ぎゆき、今や「まんが日本昔ばなし」は過去のものに。
再放送でもない限りもうああいうアニメは見られないんだろうな……と思っていたのですが、テレビの番組欄で「ふるさと再生 日本の昔ばなし」というものを見つけました。
タイトルが微妙に違うけれど、日本の昔ばなしだって。面白そう! と思い、早速見てみることに。
三十分に三話
↑オープニング曲は、タレントの中川翔子さんが歌っています。
三十分という放送時間の中に三話が詰め込まれており、テンポが良く、なかなか見応えがあります。
元祖「まんが日本昔ばなし」のように、ナレーションは男女二名のみ。松金よね子さんと柄本明さんが担当してらっしゃいます。
三枚のお札が面白かった
2013年12月7日放送の回は「かちかち山」「三枚のお札」「カッパと手洗鉢」というラインナップだったのですが、中でも、有名な「三枚のお札」がスリリングで面白かったです。
(山姥に捕まったお寺の小僧さんが、和尚さんに持たされていた三枚のお札を使って、山姥から逃げる話。)
三枚のお札・ラストの違い
ただ、私の知っている「三枚のお札」は、最後、「和尚さんの話にうまくのせられて豆粒ほどに小さく化けた山姥を、和尚さんが餅にくるんで食べてしまう」……という結末を迎えるのですが、「ふるさと再生 日本の昔ばなし」では「和尚さんが念仏と神通力によって山姥を追い払う」というラストになっています。
wikipediaによると、「三枚のお札」の内容は『地域や話者によって細部に差異がある』とのことなので、「山姥追い払いラスト」も「有り」だとは思うのですが、おそらく一番有名で衝撃的な、「山姥豆粒化&餅にはさまれ食べられるラスト」を見たかったなあという気もします。
山姥食べられラストを初めて聞いたのは保育所時代ですが、子供心に、「餅にくるんであると言っても、噛んだときにプチッとイヤな食感があったりしないのか」など色々考えたものです……。
そういうショックを子供に与えないために選んだ話運びなのかな?
とりあえず、楽しく見られました。日本の昔話ってやっぱり良いですね。子どもたちにはこういうのを見て育ってほしい。長く続くアニメになってくれたら良いなあと思います。
(追記:その後、2017年の最終回まで、全話視聴しました! 毎週楽しかったです。またこういうの、やってほしい!)