2010年、「トイ・ストーリー」の1作目をテレビで見ました(「トイ・ストーリー1」のレビューはこちら)。
なかなか面白かったので2作目、3作目もレンタルして見ようかなと思っていたのですが借りないまま時は過ぎ。
昨日、「トイ・ストーリー3」がテレビで初放映されるというので、これは良い機会だと、「2」をすっ飛ばして鑑賞することにしました。
乱暴な子供たち
1作目ではまだまだ幼かったアンディ君も、大学入学を控えた17歳となり、おもちゃたちともお別れ……。という切ない状況の中で発生するピンチとそこからの脱出劇です。
トラブルが重なって、おもちゃたちは託児所へ。一番年少のクラスに送り込まれ、子どもたちからさんざん手荒な扱いを受けるのですが……。
子どもたち、乱暴すぎだろう! 先生、注意してやってよ!
人形の頭に絵の具をつけて、絵筆代わりに使ったり……。蹴ったり叩いたりそのへんにぶん投げたり。無法地帯。先生の姿は見えず、放置状態なのが気になりました。
バービーとケン
本作に登場する人形たちの中で目についたのは、バービーと、その彼であるケンです。
私自身、小学生の頃よくジェニー人形で遊んでいたので、見ていて懐かしさを覚えました。
ジェニーの彼は「ジェフ」という名ですが、当時、ジェフ人形など持っていなかった私は、ハンカチを三つ折りにしたものをジェフに見立てて使っていました(笑)。
ただのハンカチでも、ジェフだと思って使っていると、カッコイイ彼に見えてくるものです(笑)。
子ども時代の、空想を現実のように楽しむ能力はすごかったなと今も思います。
クマのぬいぐるみ
本作で一番印象に残ったキャラは、託児所おもちゃ界のボス、クマのぬいぐるみ「ロッツォ」。こやつは、持ち主だった女の子に見捨てられ、グレて悪役になったという過去を持ちます。
(見捨てられたというよりは、家族での外出先にまでぬいぐるみを持ってきていた女の子が、ぬいぐるみを置いたまま寝てしまい、両親がそれに気づかず女の子だけ車に乗せて帰ってきてしまったというのが真相ではあります。)
このロッツォ、確かに可哀想なのですが、それにしたって、捨てられたと思いショックを受けてすぐ憎悪をたぎらせた目つきにギラリと変わってワルになるこたぁないじゃないかよ、と思います。もうちょっと前向きに生きる道を模索できなかったのだろうか。
おもちゃを引き取る展開希望
物語は、おもちゃたちの第二の人生がスタートするところで終わりますが、今後、アンディ少年が大人になり結婚して子どもが生まれたら、再びおもちゃたちを引き取り、自分の子どもに使わせる……という展開を希望します(笑)。
(追記:その後、未見だった「トイ・ストーリー2」を見ました。↓)