↑アニメ・火ノ丸相撲、第15話。
オープニングテーマが、慣れ親しんできた「Official髭男dism」の「FIRE GROUND」(ファイアグラウンド)から、新しい曲(「Be the NAKED」)に変わってしまいましたっ。
FIRE GROUND(旧曲)は、せっかく、今をときめくアーティストである髭男が、火ノ丸相撲の世界観に合わせて作ってくれた名曲だったんだから、個人的には、もうずーーっとFIRE GROUNDで良かったのですが、まあ、そうも言っていられない大人の事情があるのでしょうか。
新曲はストリート系
でもまあ、新曲も、悪くはないです。
FIRE GROUNDが、ベースとドラムの効いた、ややスローテンポの、しっかりどっしりした曲調だったのに比べ、新曲は今風のカッコイイ系で、相撲というよりはストリート系という感じ。
Be the NAKED(新曲)↓
私が、大相撲をずっと見てきて、相撲というものに力強い、どちらかというと泥臭いイメージを持っているために、新曲のいかにも渋谷っぽい雰囲気(?)に慣れられないんだと思いますが、こういう曲を好む、また今までとは違う視聴者層が火ノ丸相撲に興味を持ってくれるのなら、それはそれで良いと思います。
蛍くん大活躍
オープニングテーマとともに流れる映像の内容も変わったわけですが、これがなかなか興味深かったです。
特に! 前回の記事でも書いた、華奢少年・三ツ橋蛍(みつはし・けい)くん!
彼がもう、メッチャ活躍している様子が描かれていました。↓
(画像出典:2019年1月23日放送 BS11イレブン 火ノ丸相撲第十五番)↑猫だまし!! からの……。
(画像出典:2019年1月23日放送 BS11イレブン 火ノ丸相撲第十五番)↑八艘跳びで相手力士の後ろに回って廻しを両手でつかみ……。
(画像出典:2019年1月23日放送 BS11イレブン 火ノ丸相撲第十五番)↑ものすごい形相で、渾身の押し!!
いや、この顔。あの蛍くんのものとは思えません。蛍くんの中に、こんなに雄々しい力強さが隠れていたんですね。
ちょっと、元々の骨格が頼りなくて非力でも、努力して筋トレで鍛え上げ、自分の持てる力を精一杯出そうとする姿、私は好きです。
人生って、このくらいの形相であるべきなんですよね。「うぉあーーー!!」みたいな。こんなところで終わってたまるか!! という気迫。
蛍くんを見ていると、私も頑張ろうという気にさせられます。
VS天王寺獅童
そして! 肝心の本編ですが、15話では、一話分まるまる使って、全国高等学校相撲選手権大会における「火ノ丸」と「天王寺獅童」の戦いが描かれました。
現・高校横綱である天王寺獅童を相手に、火ノ丸は勝てるのか……。
でも、もしここで負けたら、火ノ丸が目指していた
↓
「全日本選手権に出場する権利獲得」
↓
「全日本選手権で優勝」
↓
「幕下付け出しの資格を得てプロ入り」
という道が断たれる。
もしそうなったら来年また再挑戦ということになるのかな。
でもそのときは、現在三年生である小関部長やボス五條君が卒業してしまっていて相撲部にいない。
火ノ丸の敗北
部長や五條君のいないダチ高相撲部になっちゃったんじゃあつまらないよ。どうにか今のメンバーであるうちに高校横綱になってくれよ。
ってことは、この取り組みには絶対勝たなければならないんだ。火ノ丸、なんとか勝ってくれよ!
……と思って見ていたのですが、競り合って競り合って、最後……。↓
(画像出典:2019年1月23日放送 BS11イレブン 火ノ丸相撲第十五番)↑頭から土俵に着地。あ゛っ。これ、負けたんじゃない??
隣で一緒に見ていた母は、火ノ丸が負けたことを認めたくないらしく、「これは物言いがつくんじゃないっ??」とエキサイト……(笑)。(物言い:主審の判断に副審が異議を申し立てること)
物言い……。ついたらいいなと思って見ていましたが、やっぱり火ノ丸の負けは覆らず……。
うわあ、このアニメ、この先一体どうなっちゃうんだろう……。
希望はあった
と思っていたら、控え室で、部長が火ノ丸に言いました。
天王寺獅童が今年も圧倒的に強くて高校横綱になったとしても、その天王寺に団体戦で勝つことができれば、全日本選手権に出場する権利を獲得できる可能性はある。
つまり、通例では、高校横綱になった一人が全日本選手権への出場権利を与えられるけれど、優秀な選手が他にもいれば、その人にも権利が与えられる場合がある。
……とのことで、ダチ高相撲部は、団体戦で天王寺獅童に勝つことを目指すことになりました。
話がちょっと複雑でわかりにくかったですが、とにかく、火ノ丸が一年生のうちに全日本選手権で優勝する道が完全に閉ざされたわけではないようで良かったです。
……この先、一体どうなるんだろう~~?? けっこう前途多難に思えます。
高校中退?
……でも……でもさ?? 火ノ丸がもし全日本選手権で一年生のうちに優勝できたら、「幕下付け出し」の資格期限は「優勝の日から一年間」だから、プロ入りするんだったら火ノ丸は高校を卒業できなくなっちゃうんじゃないの??
そしたら火ノ丸は高校を中退するの? ……一応卒業してほしい気はするんだけど……う~ん。火ノ丸にとっちゃどうでもいいかな、学歴なんて。
……と、色々と先を考えて唸(うな)ってしまう展開になってきました。
でもやっぱり一番望ましいのは、ダチ高相撲部が団体で日本一になって、火ノ丸が全日本選手権に出られるようになることかな!!(そして優勝して角界入り。)
もう本当、現実世界の相撲物語をリアルタイムで見守るような気持ちになるわ……。
頑張れダチ高相撲部!
(次の感想:「団体戦で負けて泣く日景典馬に同情。修学旅行生のように楽しげな大太刀高校相撲部の面々」)
(本ページの情報は2019年6月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXTサイトにてご確認ください。)